Works実績
一冨士フードサービス株式会社
SDGs方針の策定支援
- 業界・業種
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フードサービス業界
- 提供サービス
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SDGsコンサル
- プロジェクト期間
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4ヶ月
- 要望
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中期経営計画にて重点活動の一つとして掲げた、SDGsの取り組みを進めたい
- 課題
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- SDGs宣言を発信するだけにならないよう、専門家を巻き込んで推進を進めたい
- 方針策定に参加する委員会メンバーはもちろん、全社員の知識・参加意欲を向上させたい
- 解決策
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まずは、SDGs推進の方向性を明確にするために、先方が希望される成果物のイメージをゴールに据えたロードマップを作成しました。作成に当たっては、事務局(社長室)の意見を取り入れて、本プロジェクト終了後のSDGs推進も考慮することになりました。
SDGs委員会のメンバーには、日常業務でサステナビリティ/SDGsに触れる機会の少ない特徴があったため、ミーティングの冒頭に食品に関するSDGsのトピックを学習する時間を設けました。これによってSDGsへの関心を強めることや、リテラシーの向上に繋がりました。
ミーティング前には事務局の方々と細かい調整を行い、SDGs委員会のメンバーが立場を超えて活発な議論ができるように、議題やワーク形式を工夫しました。ミーティングを重ねることで、全従業員やステークホルダーを巻き込んで取り組める、一冨士フードサービスらしい「お客様」「未来」「環境」「社員」に寄り添うマテリアリティが完成しました。
今回のコンサルティングサービスでは、クライアントの状況に合わせて以下の2種類のオリジナル研修・ワークショップを提供しました。
経営層研修
マテリアリティ策定に際して、SDGs委員会から経営層も巻き込みたいという要望を受けました。そのため、マテリアリティを決定する前に経営層向けの研修を行いました。
この研修ではこれまでSDGs委員会が行ったバリューチェーン分析で明らかになった課題に対して、「一冨士フードサービスが取り組むべき課題」をテーマに対話する時間を設けました。この対話の成果として、経営層が考える課題の優先順位が決まったのです。
この情報は、SDGs委員会がマテリアリティを策定する際に役立てられたため、決定したマテリアリティは委員会だけでなく経営層の意見も反映したものになりました。
メンバーダイアログ
全従業員(約1.6万人)が納得してSDGsへの取り組みに臨めるような社内発信をするために、SDGs委員会が設定した課題に対して取り組むべき理由を言語化・対話するワークショップを実施しました。ゲーム性を取り入れることで、意見が言いやすくなったり自身の想いを込めやすくなりました。
このような形で議論を始めたことで、委員会内で議論をする土壌を作ることができ、議論を重ねることで課題への理解が深まりより納得感のあるマテリアリティを決められました。その結果、さまざまな場所・立場で働く従業員に向けて「SDGs委員会が設定した課題に自社が取り組む理由」を伝える土台が完成しました。
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